2級造園

2級造園 直前対策【11月15日・一次と二次を同じ日に受ける7週間プラン】

2026年9月26日22分で読めます
土木初心者

初心者

11月15日に一次と二次を同じ日…どっちから手を付ければいいんだろう
二次からだよ。一次の暗記は直前ほど効くけど、記述は書いて慣れる時間が要るからね。
ビーバー監督

ビーバー監督

この記事の結論
  • 令和8年度の2級造園は 11月15日(日)に第一次・第二次を同日実施
  • 残り約7週間。着手するのは二次(記述)が先。一次の暗記は10月末から
  • 経験記述はR6から出題されません。工事概要を覚える準備は不要
  • 一次は40問中24問(60%)、二次も60%。満点は要らない

令和8年度の2級造園施工管理技術検定は 11月15日(日)。第一次検定が午前、第二次検定が午後で、同じ日に両方を受けるのが2級造園の特徴です。

この記事を書いている時点で、残り約7週間。「一次の勉強で手一杯で、二次まで手が回らない」という状態の方に向けて、2級造園に独学・一発合格した筆者が、残り7週間の進め方をまとめます。

こんな方におすすめ
  • 11月15日に2級造園を受ける人(同時受験・第一次のみ どちらも)
  • 一次の勉強はしているが、二次が手つかずの人
  • 「造園の二次は経験記述」という古い情報のまま準備している人

令和8年度の日程と時間 #

検定時間帯所要時間形式
第一次検定11月15日(日)午前2時間10分マークシート四肢択一・全40問
第二次検定11月15日(日)午後2時間記述式
合格発表
第一次検定(後期)令和9年1月5日(火)
第二次検定令和9年3月3日(水)

出典:一般財団法人 全国建設研修センター(JCTC)

2級造園の第一次検定は年2回あります

2級造園の第一次検定は、前期(6月)と後期(11月)の年2回実施されます。第二次検定は後期(11月)のみで、後期の第一次と同日です。

すでに前期(6月7日)で第一次に合格している方は、11月15日は第二次検定だけ。この記事の「第二次対策」の章に集中してください。


最大の落とし穴:二次を後回しにすると詰みます #

同時受験で一番多い失敗が、これです。

「まず一次に受からないと意味がないから、一次だけやろう」 → 一次の手応えはあったが、午後の二次で手が止まる

一次と二次は同じ日です。 一次の結果を見てから二次を準備する時間は存在しません。

一次(マークシート)二次(記述)
必要なこと暗記書いて慣れる
効く時期直前ほど効く早く始めるほど効く
詰め込みできるできない

だから順番は、時間のかかる二次から先に着手するです。


⚠️ 造園の二次は、経験記述が出題されません #

ここを間違えると、準備そのものが無駄になります。

令和6年度から出題形式が変わりました

令和5年度(R5)までは、問題1が経験記述(自分が担当した造園工事について書く)でした。

令和6年度(R6)から、経験記述は出題されていません(R6・R7の公式試験問題で確認済み)。現在は工事数量表と工事条件を読み取って答える技術記述が中心です。

つまり、工事名・工期・自分の立場を暗記する準備は一切不要です。ネット上にはR5以前の情報がそのまま残っているので注意してください。

浮いた時間は、そのまま技術記述の対策に回してください。ここが今年の受験者の差がつくポイントです。

R7の出題構成 #

問題出題内容
問題1(必須)施工管理(高木植栽・支柱・施肥・高木移植・地被類植栽・工程管理)
問題2(必須)安全管理(ツールボックスミーティング・バックホウ・移動式クレーン・草刈り機)

選択問題はありません。 全問必須なので、苦手分野を捨てられないのが現行形式の厳しさです。

問題用紙のPDFは無料で公開しています → 2級造園 R7 過去問


土木初心者

初心者

7週間で、何をどの順番でやればいいですか?
最初の2週間で二次の型を作る。そのあと一次の暗記に入って、最後にまた二次を音読するんだ。
ビーバー監督

ビーバー監督

残り7週間の日別プラン #

期間第二次検定第一次検定
第7〜6週(〜10/10頃)R7・R6の過去問を実際に解く。答えを見ながらでいい。形式に慣れる植栽工・維持管理の過去問を回す
第5〜4週(〜10/24頃)頻出テーマ(植栽・支柱・剪定・安全)の用語と数値を書けるようにする施工管理法・法規を追加
第3〜2週(〜11/7頃)もう一度R7を時間を計って通す。書ける量を体で覚える暗記の追い込み。×問題だけ回す
直前1週間用語の確認と音読のみ。新しい問題はやらない重要数値の即答テストを毎日
前日持ち物確認・会場確認。22時就寝新しい問題はやらない
なぜ一次の暗記を後ろに置くのか

マークシートの暗記は忘れる前に本番が来るほうが有利です。9月に完璧に覚えても、11月には抜けています。

逆に記述は「書ける状態」になるまで時間がかかり、直前に詰め込めません。だから先に手を付けます。


第一次検定:頻出分野の優先順位 #

全40問のうち**24問(60%)**で合格です。16問は落としていいと考えると、狙う場所が決まります。

分野出題数の目安優先度
施工管理法(工程・品質・安全)10〜12問★★★★★
植栽工(樹木・草花)8〜10問★★★★★
維持管理(剪定・施肥・病害虫)5〜7問★★★★★
修景施設工(園路・竹垣・石組)5〜6問★★★★☆
法規(労安法・建設業法)5〜7問★★★★☆
造園土工・基盤整備4〜5問★★★★☆

上位3分野だけで23〜29問あります。ここを固めれば合格ラインにほぼ届きます。

2級造園は「維持管理」の比率が高い

1級は工事計画が中心ですが、2級は剪定・施肥といった日常の造園作業が多く出ます。 現場で毎日やっていることがそのまま点になる分野なので、造園会社で働いている方はここが一番の得点源です。

詳しい分野別の攻略は → 2級造園 第一次検定の頻出分野と対策


一次・二次の両方で効く重要ワード #

同日受験の最大の利点は、覚えたことが午前と午後の両方で使えることです。優先して固めてください。

植栽工 #

項目内容
移植適期落葉樹は落葉期(休眠期)、常緑樹は春の萌芽前または梅雨期
植え付けの水決め水極め(水を注ぎながら埋め戻す)。粘土質では土極め
支柱の種類八ツ掛け・布掛け・添え柱・鳥居型
支柱の結束樹皮を傷めないよう杉皮・シュロ縄で幹当てをする
根鉢掘り取った根の土のかたまり。根巻きで崩れを防ぐ
活着移植後に根が伸び、樹木が定着すること

維持管理 #

項目内容
剪定の目的樹形の維持、通風・採光の確保、病害虫の予防
忌み枝徒長枝・からみ枝・ふところ枝・逆さ枝・胴吹き枝
施肥の時期寒肥(休眠期)と追肥(生育期・お礼肥)
マルチング地表を覆って乾燥防止・雑草抑制・地温調整

安全管理(二次で必出) #

項目内容
TBMツールボックスミーティング。作業前に危険を全員で確認
高所作業高さ2m以上は作業床の設置、または墜落制止用器具を使用
墜落制止用器具現在は**「要求性能墜落制止用器具」**(旧称の「安全帯」は使わない)
移動式クレーン定格荷重を超える使用の禁止、旋回範囲への立入禁止
刈払機飛石防止の保護具、周囲の立入禁止措置
1周3分の即答テスト

表の左側だけ見て、右側を言えるか試してください。朝・昼・寝る前の1日3回、これを続けるだけで定着します。

午前の一次でも午後の二次でも、そのまま使えます。


第二次検定:書き方の3つのコツ #

① 用語は正確に、略さない #

造園の記述は用語の正確さがそのまま点になります。

  • ❌「支柱をつけた」 → ✅「八ツ掛け支柱を設置した」
  • ❌「肥料をやった」 → ✅「寒肥として緩効性肥料を施用した」
  • ❌「安全帯」 → ✅「要求性能墜落制止用器具」

② 数値が問われたら必ず単位まで #

工事数量表から読み取る問題では、単位を落とすと減点されます。樹高(H)・幹周(C)・枝張(W)の記号もそのまま使ってください。

③ 空欄を作らない #

部分点があります。 分からない設問でも、関連する用語を書けば点が入る可能性が残ります。空欄は確実に0点です。**最後の10分は「埋まっていない欄を探す時間」**と決めておいてください。

書き方の詳しいテンプレは → 2級造園 第二次検定 記述問題対策


R7の解答解説・解答用紙をnoteで公開しています

実際に書いてみる練習には、本番と同じ解答用紙が一番です。


試験当日:1日をどう乗り切るか #

朝から夕方まで会場にいます。 体力配分が合否に影響します。

時間やること
朝会場到着は45分前。直前に見るのは重要数値のシート1枚だけ
午前(一次)2時間10分。分からない問題は飛ばして最後に戻る。マークのずれに注意
昼休み一次の答え合わせをしない。友達との照合もしない
午後(二次)2時間。まず全問に目を通し、書ける設問から埋める
最後の10分空欄探し
昼休みに自己採点してはいけません

「午前で落ちたかも」と思った瞬間、午後の記述は書けなくなります。そして、その感触はよく外れます。

昼休みは午後の二次の用語を見返す時間にしてください。食事は軽めに。満腹だと午後に眠くなります。

持ち物とタイムスケジュールの詳細は → 2級造園 試験当日の持ち物・タイムスケジュール


よくある質問 #

Q1. 二次がまったく手つかずです。7週間で間に合いますか? #

間に合います。 経験記述がなくなったぶん、2級造園の二次は過去問のパターンを覚えれば戦える試験になりました。R7・R6の2年分を解いて形式に慣れ、頻出の用語を書けるようにすれば、60%は十分狙えます。

Q2. 一次だけ受かって、二次は来年でもいいですか? #

制度上は可能です。 ただし2級造園の第二次検定は後期(11月)にしかありません。今年見送ると、次のチャンスは1年後です。同日受験を申し込んでいるなら、午後も必ず受けてください。書けなくても部分点があります。

Q3. 前期(6月)に第一次に合格しています。何をすればいいですか? #

11月15日は第二次検定だけです。この記事の「第二次検定」の章と、記述問題対策に集中してください。一次の暗記は不要なので、7週間まるごと記述に使えます。かなり有利な状態です。

Q4. 経験記述の例文を暗記していました。無駄になりますか? #

試験対策としては使いません。 ただし、受験申込みの実務経験証明とは別の話なので、そちらは引き続き必要です。暗記に使っていた時間は、今日から技術記述に振り替えてください。

Q5. 参考書を買い足すべきですか? #

残り7週間で新しい参考書を開くのは危険です。 手持ちの教材と無料の過去問PDFで十分です。二次用の教材を買う場合だけ、R6以降の現行形式に対応しているかを必ず確認してください(古い版は経験記述中心のままです)。


まとめ #

項目ポイント
試験日令和8年11月15日(日)。午前=一次、午後=二次
合格ライン一次は40問中24問、二次も60%。満点は要らない
着手の順番二次が先。一次の暗記は10月末から
経験記述R6から出題なし。工事概要の暗記は不要
一次の狙い目施工管理法・植栽工・維持管理の3分野で23〜29問
二次のコツ用語を正確に・単位まで書く・空欄を作らない
当日昼休みに自己採点しない。食事は軽めに

7週間は短いようで、1日1時間でも約50時間です。範囲を広げず、この記事の表を確実にしていきましょう。

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ビーバー監督

1級土木・造園施工管理技士

造園作業員として働きながら独学で2級・1級造園施工管理技士を取得。その後、1級土木施工管理技士も独学で合格。 現在は現役の土木職員として働きながら、資格取得を目指す方に役立つ情報を発信しています。

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