第二次検定が終わったあと【記述式は自己採点できません】発表までの3ヶ月にやること


初心者

ビーバー監督
「書けたような気もするし、駄目な気もする」 「速報サイトを探したけど、記述の解答が見つからない」 「発表まで3ヶ月もある。どうやって過ごせばいいのか」
第二次検定が終わった日の夜、多くの人がこの状態になります。
結論から言うと、記述式は自己採点できません。 そして、手応えは驚くほど当てになりません。 この記事では、独学で3つの施工管理技士に合格した筆者が、発表までの数ヶ月をどう過ごすかをまとめます。
- 第二次検定を受け終わって、手応えが分からない人
- 合格発表まで何をすればいいか分からない人
- 落ちていた場合に「また一次から?」と不安な人
- 記述式は自己採点できません。 手応えで合否を判断しないでください
- 第一次検定の合格(技士補)は永久に有効。落ちても一次からやり直しにはなりません
- 発表までにやるべきは**「書いた内容を今のうちにメモに残す」**こと
- 受かっている前提の準備と、落ちている前提の準備を両方しておくのが現実的
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なぜ記述式は自己採点できないのか #
第一次検定(マークシート)は、各社の解答速報と突き合わせれば点数が出ます。でも第二次検定は違います。
| 第一次検定 | 第二次検定 | |
|---|---|---|
| 形式 | マークシート4択 | 記述式 |
| 正解 | 1つに決まる | 表現は無数にある |
| 配点 | 1問◯点と分かる | 公表されない |
| 部分点 | なし | ある(基準は非公表) |
| 自己採点 | できる | できない |
設問ごとの配点も、部分点の基準も公表されていません。 「この書き方なら何点」を誰も計算できない以上、自己採点は成立しません。
各社が出す「解答例」も、あくまで模範解答の一例です。あなたの答案がそれと違っていても、間違いとは限りません。
「書けた」と思った人が落ち、「駄目だった」と思った人が受かる。 これは毎年どの資格でも起きます。
理由は単純で、自分の答案の弱点は自分に見えないからです。書けた気がするのは「たくさん書けた」だけかもしれませんし、手応えがないのは「書き方が地味だった」だけかもしれません。
発表まで、合否を決めつけないでください。 決めつけると、次の行動が全部ずれます。
令和8年度 第二次検定の合格発表日 #
| 資格 | 第二次検定 | 合格発表 |
|---|---|---|
| 1級土木 | 10月4日(日) | 令和9年1月8日(金) |
| 2級土木(後期) | 10月25日(日) | 令和9年2月3日(水) |
| 2級造園 | 11月15日(日) | 令和9年3月3日(水) |
| 1級造園 | 12月6日(日) | 令和9年3月3日(水) |
3〜4ヶ月あります。 長いです。だからこそ、この期間の使い方で差がつきます。

初心者

ビーバー監督
一番の朗報:第一次検定の合格は、永久に有効です #
ここを知らずに不安になっている人が多いので、はっきり書きます。
令和3年度の制度改正で、第一次検定の合格者には「施工管理技士補」の資格が付与されます。 そして——
これらの資格は、両方とも一度取得すると、永久の資格となります。
つまり、第二次検定に落ちても、翌年また一次から受け直す必要はありません。 次回は第二次検定だけを受けられます。
| 昔の制度 | 今の制度 | |
|---|---|---|
| 学科(一次)合格の有効期間 | 翌年度まで等の制限があった | 永久 |
| 実地(二次)に落ちたら | 期限内に再挑戦が必要 | 何年後でも二次だけでOK |
「技士補」は残念賞ではありません。1級技士補がいれば、監理技術者が2つの現場を兼務できるという制度上の役割があります(監理技術者補佐)。
会社によっては技士補の段階で手当が出ます。合格発表を待たずに、第一次検定の合格は会社に報告しておいてください。
→ 主任技術者・監理技術者 なるには【配置義務・専任条件】
今日やっておくこと:書いた内容をメモに残す #
これが、この記事で一番お伝えしたいことです。
試験が終わった直後の今なら、自分が何をどう書いたか覚えています。 1週間経つと忘れます。3ヶ月後には跡形もありません。
残しておくべきもの #
| 項目 | なぜ必要か |
|---|---|
| 経験記述で使った工事 | 工事名・工期・施工量・自分の立場 |
| 選んだテーマ | 品質管理か、工程管理か、安全管理か |
| 書いた課題と対策の流れ | 来年また書くなら、そのまま土台になる |
| 専門記述で詰まった設問 | 弱点がそのまま分かる |
| 時間配分の実感 | 「経験記述に何分かかったか」は来年の武器 |
受かっていれば、この記録は1級に進むときの下書きになります(2級の経験記述で使った工事は、1級でも使えることが多いです)。
落ちていれば、来年ゼロから書き直さずに済みます。 どちらに転んでも損はしません。
30分で書けます。今日やってください。
発表までの3ヶ月、どう過ごすか #
「結果が出てから動く」は、3ヶ月を捨てるのと同じです。両方の準備を並行してください。
ケースA:受かっていた場合の準備 #
① 監理技術者資格者証の段取り(1級のみ)
1級に合格したら、監理技術者資格者証を申請できます(建設業技術者センター)。専任で配置されるときは携帯義務があるので、合格が分かってすぐ動けるよう、必要書類だけ確認しておきます。
② 会社への報告と、手当の交渉
資格手当は申請しないと付かない会社があります。 就業規則や賃金規程で、資格手当の有無と金額を先に調べておいてください。
③ 外の条件を見ておく
「うちは資格手当がない」と言われる可能性もあります。そのときに動けるよう、在職中に相場を知っておくと交渉の材料になります。
→ 施工管理技士はどれから取ると一番お金になる?【4資格を3冠者が比較】
ケースB:届かなかった場合の準備 #
① 次は第二次検定だけです(前述のとおり一次の合格は永久)
② 申込み時期を先に調べる
申込みは試験の数ヶ月前に締め切られます。発表を見てから調べ始めると、間に合わないことがあります。
| 資格 | 第二次検定の申込み時期(目安) |
|---|---|
| 1級土木・1級造園 | 春頃 |
| 2級土木(後期)・2級造園 | 7月中旬 |
※ 年度で変わります。必ずJCTCの受検の手引で確認してください。
③ 弱点を1つだけ特定する
「全部やり直す」は続きません。さっき残したメモを見て、詰まった設問の分野を1つだけ決めてください。 そこから始めれば、来年は確実に上積みできます。
やってはいけないこと #
❌ 速報サイトの「解答例」で一喜一憂する #
記述式の解答例は一例です。違っていても不正解とは限りません。見るなら「出題の傾向を確認する」程度にとどめてください。
❌ SNSで他人の手応えと比べる #
「みんな書けたと言っている」で落ち込む必要はありません。書けたと言っている人の答案を、あなたは見ていません。
❌ 3ヶ月何もしない #
一番もったいないのがこれです。3ヶ月は、次の資格の一次対策が1周できる時間です。
たとえば2級土木に合格していれば、1級の第一次検定は実務経験を満たす前でも受けられます(令和3年度の制度改正による)。発表を待つ間に、次の準備を始められます。
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よくある質問 #
Q1. 記述式でも、まったく点数の見当はつかないのですか? #
「空欄の数」だけは自分で数えられます。 記述式は部分点があるので、埋めた設問が多いほど有利です。逆に空欄が多かったなら、そこは素直に減点と考えていいでしょう。それ以外の精度は測れません。
Q2. 手応えがなさすぎて、来年の申込みをしておくべきか迷います。 #
申込み期限が合格発表より前なら、出願しておくのが安全です。 受かっていれば受けなければいいだけです(受検料は戻りませんが、1年の遅れのほうが高くつきます)。日程は必ずJCTCで確認してください。
Q3. 経験記述で書いた工事は、来年も同じものを使えますか? #
使えます。 実務経験の要件を満たしている工事なら、何度使っても問題ありません。だからこそ、今のうちに工事概要をメモに残しておく価値があります。
Q4. 第一次検定にも落ちていた気がします。その場合は? #
第一次と第二次を同日に受ける試験(2級土木の後期・2級造園)では、その可能性もあります。第一次はマークシートなので自己採点できます。 → 解答速報・自己採点まとめ
Q5. 合格発表はどこで見られますか? #
全国建設研修センター(JCTC)のウェブサイトで、受検番号が公表されます。合格者には合格通知が郵送されます。
まとめ #
| 項目 | ポイント |
|---|---|
| 自己採点 | 記述式はできません。配点も部分点の基準も非公表 |
| 手応え | 当てになりません。書けたと思った人が落ちる試験です |
| もし落ちても | 第一次検定の合格は永久。次は二次だけでOK |
| 今日やること | 書いた内容を30分でメモに残す。1週間で忘れます |
| 発表まで | 受かった前提・落ちた前提の両方を準備しておく |
| ❌ やらない | 解答例で一喜一憂/SNSで比べる/3ヶ月何もしない |
試験が終わった今日は、まず休んでください。 メモは明日でも間に合います。ただ、1週間は空けないこと。それだけ守ってもらえれば大丈夫です。
お疲れさまでした。
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ビーバー監督
1級土木・造園施工管理技士
造園作業員として働きながら独学で2級・1級造園施工管理技士を取得。その後、1級土木施工管理技士も独学で合格。 現在は現役の土木職員として働きながら、資格取得を目指す方に役立つ情報を発信しています。
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