1級造園

1級造園 第二次検定(12月6日)残り10週間の追い込み【週別プランと得点源】

2026年9月27日22分で読めます
1級造園 第二次検定(12月6日)残り10週間の追い込み【週別プランと得点源】
土木初心者

初心者

12月の二次まであと10週間…造園は情報が少なくて、何をやればいいのか
やることは絞れるよ。全4問必須だけど、確実に伸びるのは工程表の計算と品質の数値なんだ。
ビーバー監督

ビーバー監督

この記事の結論
  • 令和8年度の1級造園 第二次検定は 12月6日(日)。残り約10週間
  • 経験記述は出題されません(R6から)。工事概要の暗記は不要
  • 全4問必須。一番確実に伸びるのはネットワーク工程表の計算と、品質規格の数値
  • 直前1週間は新しい問題を開かない。手持ちを再現できる状態にする

令和8年度の1級造園施工管理技術検定 第二次検定は 12月6日(日)。この記事を書いている時点で、残り約10週間です。

造園は情報が少なく、「何から手を付ければいいか分からないまま時間が過ぎる」のが一番の敵です。この記事では、1級造園に独学・一発合格した筆者が、残り10週間で得点を積み増す順番を週別にまとめます。

書き方そのものは 1級造園 第二次検定 記述問題対策 に譲り、ここは仕上げに特化します。

こんな方におすすめ
  • 12月6日に1級造園の第二次検定を受ける人
  • 9月6日の第一次検定に合格して、これから二次に本腰を入れる人
  • 「造園の二次は経験記述」という古い情報のまま準備している人

まず確認:経験記述はもう出ません #

ここを間違えると、10週間まるごと無駄になります。

令和6年度から出題形式が変わりました

令和5年度(R5)までは問題1が経験記述(自分が担当した造園工事について書く)でした。

令和6年度(R6)から、経験記述は出題されていません(R6・R7の公式試験問題で確認済み)。現在は図面・工事数量表を読み取って答える技術記述が全4問です。

工事名・工期・自分の立場を暗記する準備は一切不要です。ネット上にはR5以前の情報がそのまま残っているので注意してください。

R7の出題構成 #

問題出題内容
問題1(必須)施工管理(図面・工事数量表に基づく。植栽基盤・移植・植栽・施工管理用語)
問題2(必須)工程管理(ネットワーク式工程表の作成・計算)
問題3(必須)品質管理(公共用緑化樹木等品質寸法規格基準・透水試験)
問題4(必須)安全管理(移動式クレーン・高所作業車・新規入場者教育)

全4問必須です。 選択問題がないので、苦手分野を捨てられません。

問題用紙・図面のPDFは無料で公開しています → 1級造園 R7 過去問


土木初心者

初心者

4問とも必須…どこから手を付ければ?
問題2の工程表から。答えが1つに決まる計算問題だから、練習した分だけ確実に点になるよ。
ビーバー監督

ビーバー監督

10週間で一番伸びるのは「問題2」です #

全4問の中で、練習量がそのまま点に変わるのはネットワーク工程表です。

伸びやすさ理由
問題2 工程管理(計算)★★★★★答えが1つに決まる。パターンが決まっていて、練習すれば確実に解ける
問題3 品質管理(規格の数値)★★★★★覚えた分がそのまま点。暗記で埋まる
問題4 安全管理★★★★☆定番の論点が決まっている
問題1 施工管理(図面読取り)★★★☆☆図面と数量表の読み取りに慣れが要る。時間もかかる

優先順位は 問題2 → 問題3 → 問題4 → 問題1 です。問題1が最後なのは、伸びないからではなく時間あたりの効率が低いからです。

ネットワーク工程表は、造園も土木も計算方法は同じ

用語を4つ押さえれば解けます。

・クリティカルパス=最も時間のかかる経路。ここが遅れると全体が遅れる
・最早開始時刻=前の作業が全部終わっている最も早い時刻
・最遅完了時刻=全体工期に影響を与えずに終えられる最も遅い時刻
・トータルフロート(TF)=0 の経路がクリティカルパス

過去問を5問解けばパターンが見えます。 造園の工種名(植栽工・造園土工・修景施設工)に置き換わっているだけです。


残り10週間の週別プラン #

期間やること
第10〜8週(〜10/18頃)R7・R6を実際に解く。答えを見ながらでいい。問題2の計算を5問練習
第7〜5週(〜11/8頃)問題3の品質規格の数値を暗記。問題4の安全の定番論点を固める
第4〜3週(〜11/22頃)問題1の図面読み取りに着手。時間を計ってR7を通しで解く
第2週(〜11/29頃)弱い問題だけ解き直す。数値の即答テストを毎日
直前1週間用語と数値の確認のみ。新しい問題は開かない
前日持ち物・会場・経路の確認。22時就寝
なぜ問題1を後ろに置くのか

問題1は図面と工事数量表を読み取る問題で、慣れるまで時間がかかります。先にここに手を付けると、10週間が全部そこで溶けます。

計算と暗記で確実に取れる問題2・3を先に固めてから、残りの時間を問題1に使う。この順番なら、途中で時間が尽きても致命傷になりません。


問題3:品質管理で覚える数値 #

公共用緑化樹木等品質寸法規格基準からの出題が定番です。ここは覚えた分がそのまま点になります。

樹木の寸法記号 #

記号名称測り方
H樹高地際から樹冠の頂部まで。徒長枝は含めない
C幹周地上1.2mの位置の幹の周長
W枝張(葉張)四方向に伸長した枝の幅の平均値
Cの測定位置は必ず問われます

幹周は「地上1.2m」の高さで測ります。 1.2m以下で幹が分岐している場合は、分岐点より下で測定します。

株立ちの幹周の扱いなど細かい規定もあるので、手元の規格基準で一度確認しておいてください。ここは毎年のように問われる場所です。

品質の判定項目 #

項目見るところ
樹姿樹形・幹(曲がり・傷)・枝葉の配分・枝葉の密度
樹勢生育・根鉢・葉(色つや・大きさ)・樹皮・枝
根鉢根の発達状態、鉢の崩れがないか

そのほか押さえる数値 #

項目数値・語句
客土厚高木60cm以上/中木45cm以上/低木30cm以上/芝生20cm以上
地表の排水勾配1〜2%
暗渠排水地下水位が高い場合、有孔管を布設
植穴根鉢径の1.5倍以上の幅
支柱H3m以上は八ツ掛け支柱が目安
養生幹巻き(こも・幹巻きテープ)で蒸散抑制・日焼け防止

問題4:安全管理の定番論点 #

造園特有の場面が問われます。土木の安全管理とは出題される場面が違うので、造園の文脈で覚えてください。

場面押さえること
高所剪定・高所作業車アウトリガーを完全展張して転倒防止。下方を立入禁止に
墜落防止要求性能墜落制止用器具(フルハーネス型)を使用。「安全帯」は旧称なので使わない
移動式クレーン定格荷重を超えて使用しない。旋回範囲への立入禁止。合図者を定める
強風10分間平均風速10m/s以上で作業中止
新規入場者教育作業内容・危険箇所・使用機械・避難方法を周知
供用中の公園誘導員を配置し、来園者と作業区を完全分離
薬剤散布事前周知、風の弱い時間帯、保護具の着用
即答テストのやり方

表の左側だけ見て、右側を言えるか試してください。1周3分で回せます。

通勤・昼休み・寝る前の1日3回。これを10週間続ければ、本番で迷いません。


直前1週間でやること・やってはいけないこと #

✅ やること #

  1. 数値の即答テスト(1日3回、各3分)
  2. 過去問で間違えた問題だけ見直す
  3. 造園用語を声に出して確認する(植栽基盤・活着・根鉢・客土・透水)
  4. 試験会場・経路の確認、持ち物の準備

❌ やってはいけないこと #

  1. 新しい問題集・参考書を開く → 解けない問題が見つかって自信を失うだけ
  2. 問題1の図面読み取りを一から練習し直す → この時期に伸びない。手持ちの解き方で通す
  3. 徹夜で詰め込む → 記述試験は集中力勝負

本番の時間配分 #

第二次検定は 2時間45分です。

時間帯やること
開始〜10分全4問を一読。図面のある問題1の分量を把握する
10〜60分問題1(施工管理) — 読み取りに時間がかかるので先に片付ける
60〜145分問題2〜4(工程管理・品質管理・安全管理)
145〜165分見直し・誤字脱字・空欄ゼロの確認
最後の砦:空欄を作らない

記述式は部分点があります。分からない設問でも、関連する用語や数値を書けば点が入る可能性が残ります。

逆に空欄は確実に0点です。**残り20分は「埋まっていない欄を探す時間」**と決めておいてください。

解く順番だけが自由です。 問題1に詰まったら、いったん飛ばして問題2の計算に移ってください。手が止まったまま時間を溶かすのが一番もったいない失点です。


12月6日の第二次検定を受ける方へ

二次対策をまとめた「合格パック」で、準備をこれ一つに

解答解説(全4問)+模範解答入り解答用紙+直前キット。造園はR6から経験記述が出題されないので、対策は技術記述に集中できます。単品合計2,280円 → パックなら1,480円。

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試験当日(12月6日)の注意点 #

12月の試験です。 10月の土木とは条件が違います。

対策理由
防寒を厚めに会場の空調は自分で調整できません。脱ぎ着できる重ね着で
手がかじかむ前提で記述式は手を使います。カイロを持参し、会場で手を温めてから臨む
黒の油性ボールペン3本以上記述式。フリクションは不可。寒いとインクが出にくくなるのでなおさら予備を
会場到着は45分前12月は電車の遅延も増えます
宿泊が必要なら早めに予約12月は年末シーズンで会場周辺が埋まります

詳しくは → 1級造園 試験当日の持ち物・タイムスケジュール


よくある質問 #

Q1. 9月の第一次検定に合格できたか分かりません。二次の勉強をすべきですか? #

すべきです。 第一次の合格発表は10月8日ですが、そこから二次の準備を始めると8週間しか残りません。手応えが微妙でも、今から二次を進めてください。仮に一次が不合格でも、二次の知識は来年そのまま使えます。

Q2. 経験記述の例文を暗記していました。無駄になりますか? #

試験対策としては使いません。 ただし受験申込みの実務経験証明とは別の話なので、そちらは引き続き必要です。暗記に使っていた時間は、今日から問題2の計算練習に振り替えてください。

Q3. ネットワーク工程表の計算が苦手です。 #

5問解けばパターンが見えます。 造園も土木も計算方法は同じで、工種名が植栽工・造園土工に置き換わっているだけです。まず無料の過去問PDFでR7・R6を解き、それでも足りなければ1級土木の過去問の工程表問題を流用してください。計算の考え方は共通です。

Q4. 造園の二次は参考書がありません。どうすれば? #

過去問そのものが最良の教材です。 造園は受験者数が少なく、二次用の教材は限られます。しかもR5以前の経験記述中心のまま改訂されていない本が残っています。買い足すなら、R6以降の現行形式に対応しているかを必ず確認してください。

Q5. 残り10週間で間に合いますか? #

間に合います。 経験記述がなくなったぶん、対策すべき範囲はむしろ狭くなりました。1日1時間でも約70時間です。問題2の計算と問題3の数値を固めるだけで、合格ラインが見えてきます。


まとめ #

項目ポイント
試験日令和8年12月6日(日)・2時間45分
出題形式全4問必須。経験記述はR6から出題なし
優先順位問題2(工程表の計算)→ 問題3(品質の数値)→ 問題4 → 問題1
問題2TF=0の経路がクリティカルパス。過去問5問でパターンが見える
問題3H=樹高/C=地上1.2mの幹周/W=枝張。客土厚も頻出
問題4高所作業車・移動式クレーン・要求性能墜落制止用器具
直前1週間新しい問題は開かない。数値の即答テストのみ
本番問題1に詰まったら飛ばす。最後の20分は空欄探し
当日12月。防寒とカイロ。ペンは3本以上

10週間は短いようで、毎日1時間積めば約70時間です。範囲を広げず、この記事の表を確実にしていきましょう。

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ビーバー監督

1級土木・造園施工管理技士

造園作業員として働きながら独学で2級・1級造園施工管理技士を取得。その後、1級土木施工管理技士も独学で合格。 現在は現役の土木職員として働きながら、資格取得を目指す方に役立つ情報を発信しています。

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