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1級造園 第二次検定 記述問題対策【R6から経験記述は廃止・現行形式の全4問テンプレ】

2026年4月28日18分で読めます
1級造園 第二次検定 記述問題対策【R6から経験記述は廃止・現行形式の全4問テンプレ】
土木初心者

初心者

造園の第二次検定、専門記述で何を書けばいいか全然わからない…
造園は土木のテンプレが使えないから難しいよね!植栽・造園土工・修景のテンプレを全部用意したよ。
ビーバー監督

ビーバー監督

1級造園の第二次検定対策は情報が圧倒的に少ないジャンルです。土木と違って参考書も少なく、「何を書けばいいのか」が独学者最大の悩みどころです。

そしてもっと重要な話があります。造園の第二次検定は、令和6年度(R6)から出題形式が大きく変わりました。

【最重要】経験記述はもう出題されません

令和5年度(R5)までは、問題1が「あなたが経験した主な造園工事について述べなさい」という経験記述でした。しかしR6から全問必須の構成に変わり、経験記述は出題されていません(R6・R7の公式試験問題で確認済み)。

つまり、造園の二次で経験記述を暗記する必要はありません。 対策は技術記述に全振りしてください。土木の二次対策記事や、R5以前の情報をそのまま真似すると、貴重な時間を丸ごと無駄にします。

この記事では、1級造園に独学・1発合格した筆者が、現行形式(R6・R7)に合わせた記述の書き方とテンプレを公開します。

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1級造園 第二次検定の出題構成【R7実績】 #

R7は問題1〜問題4がすべて必須問題でした。選択問題はありません。

問題出題内容
問題1施工管理(図面・工事数量表に基づく。植栽基盤・移植・植栽・施工管理用語)
問題2工程管理(ネットワーク式工程表の作成・計算)
問題3品質管理(公共用緑化樹木等品質寸法規格基準・透水試験)
問題4安全管理(移動式クレーン・高所作業車・新規入場者教育)

出典:1級造園 R7 過去問ページ(問題用紙・図面PDFを無料公開しています)

全問必須ということは、捨て問題が作れないということです。 逆に言えば、経験記述の暗記に使っていた時間をそのまま技術記述に回せます。R5以前より対策範囲は明確になりました。

造園の技術記述は概ね以下の5領域に集約されます。

  1. 植栽工(樹木の植付け・支柱・養生)
  2. 造園土工(築山・整地・客土・排水)
  3. 修景施設工(園路・広場・水景・石材工)
  4. 施工計画・工程管理(工種別の工程組立)
  5. 安全管理(造園特有の高所・重機・薬剤)

⚠️ 土木の専門記述(盛土・コンクリ・足場)と造園の専門記述(植栽・支柱・剪定)は出題分野が違います。土木の参考書だけで対策しても造園の専門記述は答えられません。


造園 専門記述で得点する5原則 #

原則1〜2:箇条書きで答え、数値を具体的に入れる #

採点者は数百枚の答案を採点します。長文の作文は不利です。箇条書き+短文 が部分点を拾いやすいです。

❌ NG例:

樹木の植付けにおいては、根鉢を傷めないように丁寧に取り扱い、植穴を十分な大きさで掘削して植栽することが重要であり、特に……

✅ OK例:

① 植穴は根鉢径の1.5倍以上で掘削する ② 植付け後は水極めにより根鉢周囲に灌水 ③ 樹高に応じた支柱(添木・八ツ掛け等)を設置

専門記述は「数値・規格・植物名の有無」が部分点の決定打になります。曖昧な「適切に」「十分に」では0点です。入れるべき具体的な例:

  • 樹高・幹周・根鉢径の規格(例:H3.0m, C0.21m, 根鉢径60cm)
  • 客土厚(高木60cm以上、中低木30cm以上)

原則3〜4:造園用語と3点セットを使う #

造園特有の用語を正確に使うことが重要です:

  • ❌「根っこを切る」→ ✅「根回し」(移植前の細根発生処理)
  • ❌「木を支える棒」→ ✅「支柱(添木支柱・八ツ掛け支柱・布掛け支柱)」
  • ❌「枯れ防止」→ ✅「蒸散抑制(葉面散布剤・幹巻き)」

「目的→工法→留意点」の3点セットで書くと、どの分野にも応用できます:

目的:植栽直後の樹木が風で倒伏しないよう固定 工法:八ツ掛け支柱(4本掛け)を採用 留意点:幹を傷めないよう杉皮で当て木し、シュロ縄で結束

原則5:解答欄を必ず埋める(白紙は0点) #

分からない問題でも「植物の特性」「養生」「施工管理の基本」など近い論点を書けば部分点が入ります。空欄だけは絶対にやめてください。


分野別 頻出論点とテンプレ #

① 植栽工・造園土工 #

植栽工の頻出論点:

  • 植栽時期と樹種別の適期
  • 根鉢の大きさ・形状
  • 植穴の規格と植付け手順
  • 支柱の種類と設置基準
  • 養生・蒸散抑制(特に夏季植栽)

テンプレ例(高木の植付け作業):

① 植穴:根鉢径の1.5倍以上の幅、深さは根鉢厚+20cm ② 客土:腐植土と現場土を混合、pH5.5〜6.5を目安に調整 ③ 植付け:根鉢の上端を地表面と同じ高さに据える ④ 水極め:植穴に水を張りながら埋戻し、根鉢周囲の隙間を充填 ⑤ 支柱:H3m以上の樹木は八ツ掛け支柱(4本掛け)で固定 ⑥ 養生:幹巻き(こも・幹巻きテープ)で蒸散抑制と日焼け防止

造園土工の頻出論点:

  • 客土の厚さ(高木・中低木・芝生別)
  • 排水勾配(園路・広場の排水)
  • 築山の安定勾配
  • 透水性舗装と暗渠排水

テンプレ例(植栽地盤の整備):

① 客土厚:高木は60cm以上、中木は45cm以上、低木は30cm以上、芝生は20cm以上 ② 透水性確保:礫質土・パーライト混合で空隙率を高める ③ 排水勾配:地表面に1〜2%の勾配を確保 ④ 暗渠排水:地下水位が高い場合、有孔管φ100mmを2m間隔で布設 ⑤ 締固め:植栽地は過度な締固めを避け、自然鎮圧を活用

② 修景施設工・施工計画 #

修景施設工(園路・広場・水景・石材工)の頻出論点:

  • 園路の舗装材選定(透水性・景観性)
  • 階段・スロープの寸法基準
  • 水景施設の防水・止水
  • 自然石・景石の据付け

テンプレ例(園路の施工):

① 路盤:再生砕石RC-40を厚15cmで敷均し、振動ローラで転圧 ② 表層:景観配慮で透水性インターロッキングブロックを採用 ③ 排水勾配:縦断1〜2%、横断1.5%以上を確保 ④ バリアフリー:縦断勾配5%以下(推奨4%以下)、滑り止め加工を施す

施工計画・工程管理の頻出論点:

  • 工種別の最適な施工時期
  • 植栽工と他工種(修景・電気)の調整
  • 雨天・酷暑時の工程変更

テンプレ例(植栽工事の工程留意点):

① 植栽適期:常緑樹は梅雨期(6〜7月)/秋の彼岸前後(9〜10月) ② 落葉樹:休眠期(11月〜3月)に植栽 ③ 他工種との調整:修景施設・園路完了後に植栽工を実施し、踏圧を回避 ④ 雨天対応:強雨時は植穴掘削を中止(植穴に泥水溜まりを防ぐ) ⑤ 引渡し前:1ヶ月以上の養生期間を確保し、活着確認

③ 安全管理(造園特有) #

頻出論点:

  • 高所剪定作業の墜落防止
  • 重機(高所作業車・クレーン)の災害防止
  • 農薬散布の安全管理
  • 一般供用中の公園での施工安全

テンプレ例(高木剪定作業の安全対策):

① 高所作業車のアウトリガーを完全展張、転倒防止 ② 作業者はフルハーネス型墜落制止用器具(2019年「安全帯」から名称変更)を使用、二丁掛けで常時確保 ③ 落下枝の飛散防止に下方を立入禁止区画(カラーコーン+バリケード) ④ 強風時(10分間平均風速10m/s以上)は作業中止 ⑤ 一般供用中は誘導員を配置し、来園者と作業区を完全分離


土木初心者

初心者

1級造園の記述って量が多いって聞いて不安…
だからこそ時間配分が勝負!本番のペースをここから決めていこう。
ビーバー監督

ビーバー監督

試験本番の時間配分 #

第二次検定は2時間45分(公式)です。配分の目安は以下です。

時間帯やること
開始〜10分全4問を一読し、図面・工事数量表のある問題1の分量を把握
10〜60分問題1(施工管理)——図面と数量表の読み取りに時間がかかるので先に片付ける
60〜145分問題2〜4(工程管理・品質管理・安全管理)を順に記述
145〜165分見直し・誤字脱字チェック・空欄ゼロを確認

全問必須なので「解く順番」だけが自由です。図面を読む問題1に時間を取られすぎないのが最大のポイント。詰まったら後回しにして、確実に書ける問題2〜4から埋めてください。


よくある質問(FAQ) #

Q1. 経験記述の準備はどのくらい必要ですか? #

不要です。 造園の第二次検定はR6から経験記述が出題されていません(R6・R7の公式試験問題で確認)。工事概要や自分の立場を暗記する時間は、そのまま技術記述の対策に回してください。

Q2. 全問必答ですか?選択問題はありますか? #

R6・R7はいずれも全問必須でした。R5以前は「問題1・2が必須、問題3〜5から1問選択」という形式でしたが、現行は選択の余地がありません。ただし出題形式は今後も変わり得るので、本番では問題冊子の冒頭にある指示を必ず確認してください。

Q3. 造園特有の専門用語が覚えられません。 #

「植栽工」「修景施設工」「根鉢」「活着」「剪定適期」など、造園でよく使う用語を10〜20個に絞って暗記するのが効率的です。テンプレの中に造園用語を埋め込んでおくことで、本番でも自然に出てきます。


まとめ #

項目結論
出題形式(R6・R7)全問必須。経験記述は出題されない
R7の構成問題1 施工管理/問題2 工程管理/問題3 品質管理/問題4 安全管理
専門5分野植栽・造園土工・修景施設・施工計画・安全
書き方の型箇条書き+数値+造園用語+3点セット
必須キーワード造園工事業」「植栽工」「修景施設工
時間配分図面を読む問題1に時間を取られすぎない。空欄ゼロを最優先

造園の技術記述は「植物を扱う特殊性(活着・養生・剪定)」を踏まえたテンプレを覚えるのが最短ルートです。本記事のテンプレを5分野×1テンプレずつ暗記しておけば、初見の問題でも部分点が確実に取れます。

スキマ時間の勉強はこれ一択
添削サービスを検討している方へ

経験記述の添削サービスは各社にありますが、造園の二次はR6から経験記述が出題されていません。造園で添削を利用する場合は、申し込む前に「現行の技術記述(図面・工事数量表の問題)に対応しているか」を必ず提供元に確認してください。旧形式の経験記述添削だけでは、今の試験対策になりません。

造園スクール全体の比較は → 造園施工管理技士 おすすめ通信講座・スクール比較


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ビーバー監督

1級土木・造園施工管理技士

造園作業員として働きながら独学で2級・1級造園施工管理技士を取得。その後、1級土木施工管理技士も独学で合格。 現在は現役の土木職員として働きながら、資格取得を目指す方に役立つ情報を発信しています。

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