小柄な人の作業着はどこで買う?【身長160cmの監督が行き着いた2社】


初心者

ビーバー監督
「作業着の一番小さいサイズでも大きい」 「裾を踏みそうで危ない。でも裾上げに出すのも面倒」 「そもそもどのメーカーに小さいサイズがあるのか分からない」
筆者は身長160cmです。 現場監督として働いてきましたが、作業着のサイズ問題は入職してからずっと付きまといました。
安全靴は「22.5cm」と数字で選べます。手袋も「SS」で探せます。でも作業着だけは、メーカーによって同じ「S」でも寸法がまるで違う。ここが厄介でした。
この記事では、実際に自分で買って試した結果たどり着いた2社と、サイズ選びで失敗しないための考え方をまとめます。
- 身長が低くて作業着のサイズが合わない人
- 建設業で働き始めた女性、これから現場に出る学生
- 小柄な部下・新人の装備を用意する立場の監督
- バートル……細身の作り。筆者は160cm・50kg台前半でMサイズ。買うならここが本命
- ワークマン……安く、店舗で実物を試せる。ただし商品ごとにサイズ展開が違う
- 表記の「S」で選ばず、着丈・袖丈・股下の実寸で選ぶのが唯一確実な方法
なぜ作業着だけ、こんなに難しいのか #
理由ははっきりしています。作業着のサイズ表記に、統一された基準がないからです。
| 装備 | 選び方 | 難易度 |
|---|---|---|
| 安全靴 | 22.5cm など数値で指定できる | 易しい |
| 手袋 | SS・S など、実質数種類しかない | 易しい |
| ヘルメット | 内装で頭囲を調整できる | 易しい |
| 作業着 | 同じ「S」でもメーカーごとに寸法が違う | 難しい |
つまり、「Sサイズを買えばいい」という話ではありません。A社のSとB社のSが別物なので、メーカーを変えるたびに賭けになります。
これが、小柄な人が作業着でだけ苦労する理由です。
① バートル(BURTLE)— 買うならここが本命 #
筆者が行き着いた本命がここです。理由は2つあります。
理由1:そもそもの作りがスリム #
バートルは他社の同じサイズと比べて全体的に細身に作られています。これは小柄な人にとって決定的です。
多くのメーカーは「Sサイズ」といっても、身幅が余って袖だけ短いという寸法になりがちです。バートルは全体が細いので、着たときのシルエットが破綻しません。
理由2:小さいサイズを探し回らなくて済む #
ここが意外なところです。
「小柄だからSSかSだろう」と思われるかもしれませんが、筆者はバートルではMサイズを着ています。
理由は、バートルが細身に作られているから。他社のSくらいの感覚でMが着られます。 つまり小柄でも、わざわざ最小サイズを探し回る必要がありません。
これは裏を返すと、他社で普段Mの人がバートルでMを買うと小さいということでもあります。体格が標準以上の方は、ワンサイズ上を検討してください。
SS展開のあるモデルもありますが、まずは普通のサイズから試すのが正解です。「小さいサイズしか着られない」という思い込みを、ここで一度外してください。
筆者の愛用品:665の長袖ポロシャツ #
具体的に一番よく着ているのが、**バートルの665(ドライメッシュ長袖ポロシャツ)**です。
現場監督は「作業着の上下」だけでなく、動きやすい上だけの1枚が欲しい場面が多いです。事務所と現場を行き来する日、暑い時期の外仕事、来客がある日——ポロシャツ1枚だと使い勝手がいい。
665は吸汗速乾のドライメッシュで、長袖なので日焼け対策にもなります。SS〜のサイズ展開があり、ユニセックスです。
バートルは空調服(夏)と電熱ベスト(冬)の両方を出しています。同じシリーズで揃えるとバッテリーを共用できる場合があります。
筆者は冬の北海道出張で、ここの電熱ベストを使っていました。詳しくは → 冬の現場の防寒グッズ18選
※共用できるかは組み合わせによるので、必ず商品ページで確認してください。
② ワークマン — 安く、実物を試せる #
もう1社がワークマンです。バートルとは強みがまったく違います。
強み1:店舗で実物を試せる #
これが最大の利点です。作業着のサイズ問題は、試着できれば9割解決します。
ネット通販だと「届いてみたら大きかった」を繰り返すことになりますが、店舗ならその場で袖を通して判断できます。小柄な人ほど、この価値は大きいです。
強み2:価格が安い #
消耗品として扱える価格帯です。汚れる・破れるのが前提の現場着で、これは実務上ありがたい点です。
ただし:サイズ展開は商品ごとに違います #
ここは正直にお伝えします。ワークマン公式のよくある質問にも、こう書かれています。
商品ごとにサイズ展開が異なります。オンラインストアで商品を選択し、商品詳細のページよりご確認ください。 (ワークマン公式サイトより)
XS展開のある商品は存在しますが、全商品ではありません。 「ワークマンに行けば小さいサイズがある」ではなく、「その商品にXSがあるかどうか」で見る必要があります。
だからこそ、店舗に行って確かめるのが正解です。

初心者

ビーバー監督
2社の使い分け #
| バートル | ワークマン | |
|---|---|---|
| サイズ感 | スリム(小柄向き) | 商品による |
| 小さいサイズ | SS展開のモデルあり | 商品ごとに異なる |
| 価格 | 中〜高 | 安い |
| 買い方 | ネット中心 | 店舗で試着できる |
| 向いている用途 | 長く着るメインの1着 | 消耗品・予備・季節物 |
筆者の使い分けはこうです。
- 人前に出る日・長く着る1着 → バートル
- 汚れ仕事用・予備・とりあえず1枚 → ワークマン
どちらか一方ではなく、役割を分けるのが現実的です。
最重要:サイズ表は「実寸」で見る #
ここがこの記事で一番お伝えしたいことです。
「S」「SS」という表記で選んではいけません。 メーカーごとに基準が違うので、表記は参考程度にしかなりません。
代わりに、商品ページのサイズ表にある実寸を見てください。
見るべき3つの数字 #
| 項目 | 何を見るか |
|---|---|
| 着丈 | 長すぎると腰道具に干渉する。しゃがむ動作の邪魔にもなる |
| 裄丈(ゆきたけ)/袖丈 | 余ると手首にかぶさる。巻き込みの危険に直結 |
| 股下 | 長いと裾を踏む。転倒の原因になる |
失敗しない手順 #
- いま着ている服で、一番しっくりくる1着を平置きして測る(着丈・裄丈・股下)
- その数字をメモしておく
- 買うときは、サイズ表の数字と自分の数字を比べる
これだけで失敗がほぼなくなります。メーカーが変わっても使える方法なので、一度測っておく価値があります。
単に見た目の問題ではありません。
余った袖は回転部に巻き込まれ、長い裾は足場で踏んで転倒を招きます。 「小さいサイズがないから我慢する」は、安全上の判断としては誤りです。
裾上げという選択肢 #
股下だけが合わない場合、裾上げに出すほうが早いことがあります。
ワークマンは裾上げに対応している商品があります(商品ページに表示されます)。購入時に頼めるので、届いてから自分で直す手間が省けます。
「サイズが合う1着を探し続ける」より、「身幅が合うものを買って、裾だけ直す」ほうが現実的な場面は多いです。
安全靴なら、もっと小さいサイズがあります #
作業着に比べると、安全靴は選びやすいです。アシックスのウィンジョブは、サイズ展開が広く小柄な人でも選べます。
| モデル | 最小サイズ | 特徴 |
|---|---|---|
| CP221 | 21.5cm | 紐・ローカット。エントリーモデル |
| CP215 / CP312 など | 22.5cm | 上位モデル。機能が充実 |
出典:ASICS公式 ウィンジョブ CP221(2026年9月時点)
重要なのは、これが「レディース専用ライン」ではないこと。 ユニセックスの通常モデルが、そのまま小さいサイズまで用意されています。だから見た目が「女性向け」にならない。小柄な人が「かっこいいものを我慢する」必要はありません。
ウィンジョブは3E相当=やや幅広です。足が小さい人は幅も細いことが多いため、長さが合っても中で足が動くことがあります。
その場合はインソールで調整してください。靴の中で足が動くと、足場でバランスを崩します。
よくある質問 #
Q1. 「レディース」と書いてある作業着を男性が着てもいいですか? #
まったく問題ありません。サイズが合うことが最優先です。実際、小柄な男性がレディースサイズを選んでいる例は珍しくありません。表記より実寸で判断してください。
Q2. 会社支給の作業着が合いません。言っていいですか? #
言っていいですし、言うべきです。 これは好みの問題ではなく安全の問題で、保護具や作業着を適切に使える状態にするのは事業者側の責任です。「サイズが合わず、裾を踏んで危険を感じる」と具体的に伝えてください。
Q3. 通販で失敗しないコツはありますか? #
いま持っている服を測ってから買う。これに尽きます。着丈・裄丈・股下の3つをメモしておけば、どのメーカーでも判断できます。返品可能な店を選ぶのも有効です。
Q4. 小柄だと現場監督は不利ですか? #
不利ではありません。 筆者は160cmで1級土木・1級造園を取り、監督として現場を回してきました。体格で決まる仕事ではありません。ただし、合わない装備で無理をするのは本当に危険なので、そこだけは妥協しないでください。
まとめ #
| 項目 | ポイント |
|---|---|
| 本命 | バートル(細身の作り。筆者は160cm・50kg台前半でM) |
| もう1社 | ワークマン(安い・店舗で試着できる・商品ごとにサイズ展開が違う) |
| 使い分け | 長く着る1着はバートル、消耗品はワークマン |
| 最重要 | 表記の「S」ではなく着丈・裄丈・股下の実寸で選ぶ |
| 準備 | いま持っている服を一度測っておく |
| 安全靴 | アシックス ウィンジョブ CP221は21.5cmから |
作業着が合わないのは、あなたの体格の問題ではなく、探し方の問題です。実寸で選べるようになれば、選択肢はぐっと広がります。
関連記事もあわせてどうぞ #
📚 合格への近道
独学合格者が厳選した参考書ガイド
施工管理技士 独学合格者が選ぶ書籍ガイド。買って失敗しない1冊が見つかります。
ビーバー監督
1級土木・造園施工管理技士
造園作業員として働きながら独学で2級・1級造園施工管理技士を取得。その後、1級土木施工管理技士も独学で合格。 現在は現役の土木職員として働きながら、資格取得を目指す方に役立つ情報を発信しています。
プロフィール詳細を見る →関連記事
この記事を読んだ方におすすめの記事です(タグ・カテゴリの近さで自動表示)

施工写真の撮り方【写真が残っていないと検査に落ちます】現役監督の実務
施工写真の撮り方を現役監督が解説。埋まるものは写真でしか確認できないため、写真がなければ検査に通りません。撮り忘れを防ぐ唯一の方法、構図の基本、黒板・ホワイトボードの選び方、電子小黒板とリコーWGのCALSモードまで実体験でまとめます。

雨の現場の防水グッズ12選【濡れても書ける・止まらない装備を監督が厳選】
雨・雪の建設現場で「濡れて仕事が止まる」を防ぐ防水グッズを現役監督が厳選。濡れた面にも書ける防水マジック・耐水野帳・防水バッグ・レインウェアまで、実体験ベースで選び方を解説します。

冬の現場の防寒グッズ18選【北海道出張で買い足した監督のリアル装備】
北海道の現場に出張して「持参した装備では足りず現地で買い足した」経験を持つ現役監督が、冬の防寒グッズ18点を厳選。防寒ズボン・防水防寒手袋・強力カイロ・バートルの電熱ベスト・日焼け止めまで、実際に使った装備を解説します。

【身長160cmの監督が実践】小柄な人の現場装備の選び方10選|サイズが合わない問題
身長160cmの現役監督が、自身も悩んできた「現場装備が合わない問題」の解決法を公開。小柄な人にはバートルがおすすめな理由、安全靴・ヘルメット・手袋・墜落制止用器具の探し方を実体験で解説します。

現場監督の仕事道具おすすめ10選【独学3冠監督が現場で使い込んだ愛用品】
土木・造園の現場監督が本当に使う仕事道具を、1級土木・1級造園ほか3資格持ちの現役監督が厳選。測量野帳・コンベックス・加圧式ボールペン・アルコールチェッカーなど、新人監督の「最初に揃えるべき道具」を実体験ベースで紹介します。

夏の現場の熱中症対策グッズ10選【監督が自分と職人さんを守る装備】
猛暑の建設現場を乗り切る熱中症対策グッズを現役監督が厳選。空調服・冷感インナー・ネッククーラー・塩分タブレット・WBGT計まで、「自分を守る装備」と「管理者として現場を守る装備」に分けて実体験ベースで紹介します。