1級・2級 土木と造園の施工管理技士【合格率・受検者数を比較|R8最新】


初心者

ビーバー監督
- 第一次検定の合格率は土木・造園ともに40〜55%前後で大きな差はない
- 体感難易度は「1級土木 > 1級造園 > 2級造園 > 2級土木」の順
- 自分の実務に最も近い資格の2級から取るのが最も合格しやすい王道ルート
「土木と造園、どちらの施工管理技士を取ればいいのか」「1級と2級、どの順で取ればコスパがいいのか」を判断したい方に向けて、公式発表の合格率データと筆者が実際に独学で2級造園→1級造園→1級土木の順で全て1発合格した体験の両面からまとめた記事です。
受験する資格に特化した合格率・難易度の詳細記事は、以下の個別記事にあります。
- 土木受験の方:土木施工管理技士の合格率と難易度の推移
- 造園受験の方:造園施工管理技士の合格率と難易度
この記事の信頼性 #
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 筆者 | ビーバー監督 |
| 合格資格 | 2級造園 → 1級造園 → 1級土木 施工管理技士 |
| 合格パターン | すべて独学・1発合格 |
| 1級の学習期間 | 約3ヶ月(平日スキマ時間+直前1ヶ月の休日のみ) |
記事内の合格率は 一般財団法人 全国建設研修センター(JCTC) 公表データをベースにしています。古い・未確認データは「一般的な目安」と明記します。
1. 公式データで見る合格率(土木・造園) #
令和8年度 第一次検定(4資格まとめ・公式発表) #
| 資格 | 受検者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 1級土木 | 50,012人 | 24,927人 | 49.8% |
| 2級土木(前期) | 14,060人 | 6,723人 | 47.8% |
| 1級造園 | 3,299人 | 1,629人 | 49.4% |
| 2級造園(前期) | 1,566人 | 967人 | 61.7% |
出典:JCTC 合格者発表資料 — 1級土木(令和8年8月13日)/1級造園(令和8年10月8日)/2級 前期(令和8年7月7日)
1級土木の50,012人に対し、2級造園は1,566人。約32分の1です。
受検者が少ない資格は、参考書も合格体験記も少なくなります。 造園が「独学で難しい」と言われる理由は、試験そのものより情報の少なさにあります。
第二次検定(直近の公式発表) #
| 資格 | 年度 | 合格率 |
|---|---|---|
| 1級土木 | 令和7年度 | 38.9% |
| 2級土木 | 令和7年度 | 53.7% |
| 1級造園 | 令和7年度 | 45.0% |
| 2級造園 | 令和7年度 | 50.4% |
⚠️ 令和8年度の第二次検定は、1級土木が令和9年1月8日、2級土木が令和9年2月3日、造園が令和9年3月3日に合格発表です。そのため上表は前年度までの値です。
共通の合格基準:第一次・第二次ともに得点率60%以上が合格ライン(国土交通省発表)
2. 難易度ランキング(筆者の体感) #
2級造園・1級造園・1級土木を実際に受験した筆者の 実感ベース の難易度ランキングです(2級土木は未受験のため、出題範囲が重なる1級土木の経験から推測しています)。合格率の数字だけでは見えない、学習面のきつさを加味しています。
| 順位 | 資格 | 体感の難しさ |
|---|---|---|
| 🥇 1位(最難) | 1級土木 | 専門土木の範囲が広く暗記量が最大 |
| 🥈 2位 | 1級造園 | 情報が少なく、植物知識の暗記が負担 |
| 🥉 3位 | 2級造園 | 範囲は絞られるが造園特有の用語が新鮮 |
| 4位(最易) | 2級土木 | 範囲が明確・過去問対策で合格しやすい |
ポイント:合格率の数字では「1級土木と2級土木」「1級造園と2級造園」が似た水準ですが、1級は記述量・経験記述の難易度が格段に上なので、体感難易度は大きく変わります。
3. 筆者のおすすめ取得順 #
筆者は**「2級造園 → 1級造園 → 1級土木」の順**で取得しました。これは造園会社作業員として現場に入り、後にキャリアを土木側に広げた経緯からの順番です。
あなたにおすすめの順番は? #
ケースA:土木職で入社した方 #
2級土木 → 1級土木
2級が受験資格の入口になるためシンプル。経験記述の型を2級で覚え、1級は範囲拡張のイメージでステップアップ。
ケースB:造園職/緑化・公園工事がメインの方 #
2級造園 → 1級造園
造園固有の用語・植物知識を2級で一気に覚えてから1級へ。筆者の前半ルート。
ケースC:造園職だが、将来土木工事も担当したい方 #
2級造園 → 1級造園 → 1級土木(筆者ルート)
造園系で現場代理人の経験を積み、会社で請け負う土木工事のために1級土木を追加取得。責任ある立場への移動・転職でキャリアが広がります。
ケースD:実務経験が短い/学生 #
まずは新制度で17歳から受験できる 「2級の第一次検定のみ」 から挑戦するのがおすすめ。合格すれば「技士補」として実務でカウントされます。
4. 合格率が変動する背景 #
合格率は年度ごとに差が出ます。主な要因は次の3つです。
合格率が変動する3つの要因 #
令和6年度から受験資格が大きく見直され、若年層・実務経験の浅い層が第一次検定から入ってきたことで、合格率はやや下がる傾向があります(要因1:受験資格制度の変更)。
年度ごとに出題傾向が入れ替わるため、前年の合格率が低かった年は翌年やや易化するなどの揺り戻しも起きます(要因2:出題の難化・易化)。
第二次検定の経験記述は年度ごとに採点の厳しさが変わると言われます(公式発表はなし)。ベテラン受験者でも油断できない所以です(要因3:記述採点の基準)。

初心者

ビーバー監督
5. どの資格を選ぶべきか:判断チャート #
以下の順で考えると、自分に合う資格が見えてきます。
Q1. 普段担当している工事は? #
- 道路・橋梁・河川・ダム・上下水道など → 土木
- 公園・植栽・庭園・緑地・街路樹 → 造園
- 両方担当している → 造園 → 土木 の2段取得がキャリア上最強(筆者ルート)
Q2. いつ受験したいか? #
- まず年内に1発合格を狙いたい → 2級から(合格率が高く範囲も狭い)
- 時間があり、最終的に監理技術者を目指したい → 1級から勉強開始でもOK
Q3. 将来のキャリアは? #
- 今の会社で昇進・資格手当目的 → 会社が欲しがっている資格を優先
- 転職でキャリアアップしたい → 1級を取れば市場価値が大きく上がる(筆者は1級取得後に転職&給料アップ)
6. 合格後に筆者が得られた変化 #
資格を取って終わりではなく、その先のリターンも大切です。筆者が実際に感じた変化は以下のとおりです。
- 給料アップ:資格手当が基本給に上乗せ
- 転職先の選択肢が増加:1級保有者は求人市場で重宝される
- 責任ある立場へ:現場代理人・監理技術者の打診がくる
- 会社内での信用:持っているだけで「できる人」の見られ方をする
- リストラ耐性:業界内の別会社にすぐ転職できる安心感
詳しくは関連記事 施工管理技士のキャリア戦略と年収アップ にまとめています。
7. 受験資格別の個別記事 #
土木受験の方 #
1級・2級の年度別合格率推移、必要勉強時間の目安、独学で合格した学習スケジュールを詳しく解説しています。
造園受験の方 #
造園特有の植物知識・記述対策の難しさ、現場作業員として合格した体験談を解説しています。
よくある質問(FAQ) #
Q1. 土木と造園、どちらが合格しやすいですか? #
合格率の数字は近いですが、土木の方が情報・テキストが豊富で合格しやすいと筆者は感じています。造園は植物知識という特殊分野があり、参考書も少ないため難易度が高めです。どちらの現場で働いているかによって選ぶべき資格は変わります。
Q2. 造園から土木の資格も取れますか? #
取れます。筆者は造園作業員から2級造園→1級造園→1級土木の順で全取得しています。造園で培った施工管理の知識(品質・工程・安全)は土木にも共通するため、ダブルライセンスは十分現実的です。
Q3. どの資格から取り始めるべきですか? #
自分の実務に最も近い資格の2級から始めるのをおすすめします。2級で経験記述の書き方・過去問対策の型を習得してから1級に挑戦すると、合格率が大幅に上がります。
Q4. 独学で合格できますか? #
できます。筆者は土木・造園ともに独学1発合格しています。テキスト1冊+スキマ時間の過去問演習が基本戦略です。
今日からできるアクション #
- まず受験資格を確認する → 学歴・実務経験の条件を各資格の申込みガイドで確認
- 過去問を1問解く → 過去問チャレンジで今の実力を把握する
- 勉強法を読む → 受験する資格の勉強法記事で学習計画を立てる
まとめ:迷ったら「自分の実務にいちばん近い資格の2級」から #
| 結論 | 理由 |
|---|---|
| 最初は自分の実務に近い資格の2級から | 合格率が高く、経験記述の型を掴める |
| 1級は2級合格後にすぐ挑戦 | 2級の記憶が残っているうちが最短ルート |
| 造園→土木の横断取得は強い武器 | 筆者の経験でも転職・昇進で効果絶大 |
| 独学でも十分合格できる | 筆者は全て独学+1冊のテキストで1発合格 |
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ビーバー監督
1級土木・造園施工管理技士
造園作業員として働きながら独学で2級・1級造園施工管理技士を取得。その後、1級土木施工管理技士も独学で合格。 現在は現役の土木職員として働きながら、資格取得を目指す方に役立つ情報を発信しています。
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